【NVF通信Vol.2】サイトパフォーマンスレポートの正しい読み解き方

8月もお盆が過ぎ、まもなく9月。

今週はWEB集客においても、来館経路の割合を多く占める

【ゼクシィネット】からの来館をより効率的に増やすために、

サイトパフォーマンスレポートの正しい読み解き方についてお伝えしたいと思います。

 

サイトパフォーマンスレポートは、基本的にゼクシィさんとの打ち合わせの際に、

営業担当の方がお持ちになり、先月の結果の振返りを行う施設様が多いかと思いますが、

「予約数を増やす」為には【日々のPDCAを高速で回すこと】重要となってきます。

 

弊社がサポートさせていただいております施設様には、週に1度レポートを送っていただき、

目標件数に対しての1週間の振返りと今週末・翌週末に向けた対策、

必要なアクションを提案させていただいております。

問題点を把握する為には、題名にもありましたサイトパフォーマンスレポートを

正しく読み解けるかが重要になってきます。

 

【注目すべきスコア】

 (1)アクション数のエリア平均値

1週間でエリア全体のアクションが何件増えたかを確認します

アクション数のエリア平均値×自社エリアのゼクシィネット掲載施設数=エリアのアクション数合計

となります。同一ユーザーの複数予約もカウントされますので、カップルの予約数ではなく、

予約合計数と捉えて頂ければと存じます。

 

この数字がそのエリアでのゼクシィネットのポテンシャルとなります。

 

SやAといった判定やエリア比よりも、ここにおいて大事なのは、

「自社がほしいアクション数があったか」

「その数はそのエリアにおいてどの位の難易度であるか」という観点となります。

その上で、自社の数(エリア比、判定)はどのくらいのシェアが取れたのか?を判断します。

他社優位性となりますので、参考値として見ていきます。

 

(2)基本情報PV数のエリア比

右ページのPVですが、まずは「基本情報PV数のエリア比」を確認します。

こちらの数字は、エリア検索をした際に、そこから自社の基本情報に入ってきてくれる数なので

カスタマーが比較検討した際、自社のサイト内での優位性を表す数字となります。

ただし、この流入はネットのトップ写真&キャッチ、本誌内容、ソート順によって決まることが多く

日々の更新によって変化は起こりにくい箇所です。

よって週次でエリア比が大きく変化することはあまりなく、月次での変化を見ていきます。

初速1週間~10日のスコアで1ヶ月でどのくらいのPV数が獲得できるかが予測できます。

 

また月次ごとの過去推移を見てみると、PVの増減の傾向が読み取れます。

エリア比が上がったときは、本誌内容で発見性が上がった事での流入増、

もしくは、本誌が多い事によるソート順アップによる流入増のどちらか

だったのではないかと考えられます。

その他ネットトップ写真の変更をされたタイミングがあればその影響も出てきます)

 

(3)フェア一覧PV数のエリア比(基本情報のエリア比と比較)

 次にフェア一覧のPV数のエリア比を(2)と比較します。

エリア比が上がっている場合は、自社の情報に入ったユーザーが

次の階層に入る(離脱しない)割合がエリア内で相対的に高い、という事になります。

流入した方をアクションに繋げるには離脱させない事が大事です。

フェア一覧のPVを上げる方法としては、フォトギャラの変更、プランページの変更がございます。

写真が気になって足を運んでみようと思う、もしくは価格商品(プラン)が気になって、

足を運んでみようと思う、という検討行動が考えられる為です。

 

(4)フェア詳細PV数のエリア比(フェア一覧のエリア比と比較)

 次にフェア詳細のPV数のエリア比を(3)と比較します

ここが上がれば翌週のアクションに繋がる可能性が高い箇所であり

日々の更新で明確にスコアが変わる部分でもあります

なぜなら、フェア一覧に入ったユーザーがフェア日程をスクロールする中で、

興味のあるフェアがあれば詳細を見に行くためです。

よってフェア名称やフェア写真の変更によってダイレクトに変化がでる部分です

また、エリア内でフェアを日程検索した際に気になったフェアがあれば

ここのPVが上がりますので、他社優位性をはかる指標でもあります。

 

(5)アクション率

 最後にアクション率ですが、

こちらは大事かどうかでいくと、もちろん大事でない事はないのですが、

アクション率が高いことが大事なのではなく、ほしいアクション数が得られることの方が大事です。

 例えば、

1)基本情報400PV アクション率1%  アクション数4件

2)基本情報400PV アクション率1.5% アクション数6件

3)基本情報600PV アクション率1% アクション数6件

 

というケースの場合、1)と2)はアクション率が高いのは2)

アクション数が多いのも2)なので2)の状態の方がよいのですが、

2)と3)はアクション率が高いのは2)ですが、

アクション数は同数の為、2)→3)に変化したとしてもマイナスにはなりません。

 

よってアクション率はあくまで結果論と可能性論であり、

アクション率を上げるためにどうするか、という見方のみに終始しないことがポイントです。

 

いかがでしたでしょうか。

大事な事は「Sになった!」「Bになった・・・」とエリア比の指標(いわゆる偏差値)

に一喜一憂しない事です。

 

まずは、自社のどの部分を改善すべきかをしっかり把握し、対策を考えてみてはいかがしょうか。

 

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