「コンテンツマーケティング」が他社とのアドバンテージを創る!!

前号ではFacebookページの効果的な活用方法についてお話しさせて頂きました。Facebookページは「ブラインディングツール」であり、Facebook広告は「コンバージョンツール」であるという事、そして、今後のSNSマーケティングでは、見込み客(10代後半~30代後半の女性で結婚していない層)をターゲットとした施策が重要となってくるという事をお伝えさせて頂きました。特に、後者の見込み客をターゲットとした施策については、時間的コストと施策を実行する方の精神的コストが掛かって参りますが、競合他社よりも先んじて正しい方法で運用を始めることが出来れば、きっと1年後にはエリア内における貴社の競合他社に対し大きなアドバンテージをもつことができるのではないでしょうか?

では、どのようにすれば競合他社との間に集客力におけるアドバンテージをもつことが出来るのでしょうか?そこには、コンテンツマーケティングの考え方が大変重要になってきます。
ここでコンテンツマーケティングについて簡単に解説致します。
「コンテンツマーケティングとは購買行動を起こさせるための“関係づくり”である。」

コンテンツマーケティングというと、日本ではアニメやゲーム等のコンテンツ産業を海外に売り込むことを指す場合もありますが、アメリカで提唱されているコンテンツマーケティングは、これとは全く異なる概念です。コンテンツマーケティングとは、企業がコンテンツ(編集された情報)により、消費者とコミュニケーションすることを意味します。

「メディア接触時間の断片化」という消費者側の変化に適応した技術こそ、コンテンツマーケティングである

今日、テレビ、雑誌、新聞、パソコンに加え、スマートフォンタブレット端末とコミュニケーションツールが増え、消費者のメディア接触時間が断片化する今、マス広告を中心とした従来型マーケティングの限界が議論されています。この議論の趣旨は、断片化する時間の中では、貴重な時間に割り込み、一方的に情報を押しつけるマス広告の発想が効かなくなってきているのではないか、というものです。少々荒っぽいかもしれませんが、現在のマーケティングの主流は、商品とは関係のないエンタメ情報による注意喚起と、一方的な商品情報の提示による強引な売り込みの組み合わせだと言うことができるかもしれない。ここでのポイントは、売り込み的情報発信だけではなく、エンタメ情報による注意喚起をセットで考える事です。ではどのようなコンテンツ(エンタメ情報)何を施設、企業として発信していけばいいのでしょうか?

「価値ある情報や体験」こそがコンテンツである。

まず最初に「コンテンツ」の意味について考えておきます。コンテンツという用語の使われ方は多様化していますが、本来はメディアや出版物における「中身」や「内容」となるもの、つまり、ターゲットユーザーにとって価値がある情報や体験のことを指します。よって、この定義からコンテンツマーケティングとは、「内容重視のマーケティング」ということができます。そしてこのコンテンツマーケティングの特長を考えるにあたっては、従来型の広告モデルと比較することでより明確になります。広告モデルの場合、一般的には広告枠を購入した後、コンテンツを作ります。一方、コンテンツマーケティングモデルの場合、先にコンテンツを考え、配信する形式や媒体を決めるのです。つまり、「どこで伝えるか」よりも「何を伝えるか」を重視するモデルだという事です。
ただ闇雲に「コンテンツを充実させよう!」と意気込むだけでは上手くいかない可能性が高いです。実施する際に意識しておきたい3つのポイントを紹介します。

コンテンツマーケティング実践時に忘れてはならない2つの基本

1ミッション・ステートメントの明確化

コンテンツマーケティングを実践する前に、誰に、何を、どのように届け、どのような結果を導き出すか、という施策全体のミッションを明確にしておきましょう。ここで注意すべきなのは、ビジネスとしてのミッションではなく、マーケティングのミッションであるということです。よって、「市場拡大」「来館数アップ」「成約率アップ」など施設としてのビジネスゴールを掲げる場ではないのです。どのようなターゲットにリーチしたいか、彼女らにどのように変わってほしいか、その結果ビジネスにどのような影響があるのか、コンテンツマーケティングとしての方針を明記しておく場なのです。

2ターゲット設定(ペルソナ設定やセグメンテーション)
効くコンテンツを作るには、最初にターゲットを設定することが重要です。誰に届けるのかが明確でないと何を伝えるべきかもぼやけてしまいます。ターゲット設定をする場合は、以下のどちらかを取り入れてみましょう。

・ペルソナ設計
ターゲットを人物像として描きだし、彼らのニーズや生活、価値観を丁寧に洗い出す手法。ライフスタイルや人間関係まで考慮するとより具体的なターゲット像が見えてきます。

・セグメンテーション
特定の習性や価値観を持つ人物ごとにグループを作り、ターゲット層を分けて考える手法。属性が問われず、具体的な人物像として描きにくい場合に活用するといいです。

ターゲット像が導き出されたら、今度は、彼女らが式場や結婚式に対して抱いている情報ニーズ(何が知りたいか?どのような情報を期待しているか?など)と彼女らが置かれているコンテキスト(環境や状況)を分析してみましょう。この2つに注目することで、彼女らがどのような内容のコンテンツを、どのような形式で欲しているのかが徐々に見えてくるはずです。
時間的コストと精神的コストのかかる施策ではありますが、コンテンツマーケティングを制することで他社との集客力におけるアドバンテージは間違いなく手に入ります。
更に詳しくお伝えさせて頂く場として、弊社では無料で集客アカデミーという集客におけるセミナーを無料で開催させて頂いております。詳しくは弊社HPのセミナー情報からご覧ください。