【WEB集客のヒント教えます】

昨今、婚姻組数、婚礼実施組数は減少しているにも関わらず、結婚式場は増えているという過当競争に陥っている婚礼市場。今は、昔のように、ただ出稿していれば集客が出来るという時代ではありません。ましてや、紙面の出稿量を増やしたところで期待以上の集客が図れるというものでもありません。しかしながら、私が訪問させて頂く施設様で日常的にご相談をお受けするのは、「集客」に関する課題。やはり、どの施設様も少なくとも集客に関わる悩み課題はあるものです。
今回は、今後の集客戦略の中で大変重要になってくるWEBマーケティング関してお話をさせて頂きたいと思います。
まず、弊社で全国60施設様以上にご提供しているWEBマーケティングアウトソーシングサービス(集客業務の運用受託サービス)において、いつも見るべき数字(数値)というものが3つあります。それは以下の3つです。

KGI(Key Goal Indicator)重要目標達成指標

KSF(Key Success Factor)重要成功要因

KPI(Key Performance Indicator)重要業績評価指標

まず、KGI(Key Goal Indicator)とは、組織やプロジェクトが達成すべき目標を定量的な指標で表したものです。抽象的な理念や目的のようなものではなく、「いつ、どの指標がどのレベルに到達したら目標達成とみなすのか」を定義したもの(例:8月のWEB集客を50組にする)で、その際に選択された指標自体(例:集客数)のことをKGIと呼ぶ場合もあります。つまり、集客業務におけるKGIとは「来館予約数」の事です。
続いて、KSF(Key Success Factor)とは、目標達成のために決定的に重要となる要因のことです。また、目標達成のために最も力を入れて取り組むべき活動や課題のことでもあります。

組織が目標達成に向けて行動するにあたり、限られた資源を最も効率よく活用するために設定するもので、本来は目標の成否を左右する様々な要因や活動の中からKSFとして選択されたものには優先的・集中的に資源が投下されなければなりません。私はここが今日のブライダル業界全体において、大きな課題ではないかと感じております。

最後に、KPI(Key Performance Indicator)とは、目標の達成度合いを計る定量的な指標のことです。目標に向かって日々業務を進めていくにあたり、「何を持って進捗とするのか」を定義するために設定される尺度で、現況を指し示す様々な指標の中から、進捗を表現するのに最も適していると思われるものが選択されます。KPIは継続的に測定・監視され、その向上のために日々の活動の改善が行われます。弊社で受託する集客業務においては、CVR(コンバージョンレート)に直結する、HP内のブライダルフェア詳細ページやブライダルフェア一覧ページ、更にはHPのTOP画面のPV数などがそれに当たります。

弊社のWEBマーケティングチームでは、KGIを達成する為に、KPIを注視し、進捗管理を行い、最終的にKGIを達成するという事を日々行っております。結果として、平均来館数は我々が集客業務を請け負わさせて頂く前よりも、120%~150%アップしている施設様ばかりです。来館数アップ率で№1は、昨年対比400%アップという施設様もいらっしゃいます。施設様からすれば嬉しい悲鳴ですね。

では、どのようにすれば、このような成果を出すことができるのか?それは、前述致しましたが、KSFがとても重要になってくるのです。

皆様の施設において、集客業務を担っている担当者様は、どのような方でしょうか?広報担当者様でしょうか?それともウェディングプランナー様でしょうか?中には、支配人様ご自身が集客業務をされているという施設様もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、私はそもそもそこに、ブライダル業界では当たり前となった常識の本質を見直す必要があると考えます。KGI(重要目標達成指標)を達成する為にはKPI(重要業績評価指標)が重要で、更にKPIを上げていくためにはKSF(重要成功要因)のクオリティアップがカギになります。KSFとは目標達成のために最も力を入れて取り組むべき活動の事ですので、WEB集客業務においては、日々のWEB情報の入力更新作業のみならず、ブライダルフェアのネーミング造成、更にはPV数を上げる為のフォトギャラリーのレイアウト変更や、パーティレポートの見せ方というのも大変重要な集客業務になってきます。では、そのKGIに直結する作業を誰が行うのか?マーケティングの専門家なのか?それとも、マーケティングの知識の無い専門学校卒業したてのウェディングプランナー様なのか?

仕事のパフォーマンスは、アクションの質ですべてが変わります。アクションの質を上げる為には、正しいやり方で行う必要があります。では、誰が集客業務を行うのか。そこに今後のブライダル業界の「集客」における課題を解決するカギがあると思います。